「HITOTSU学と孫子の兵法の世界」第7回

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HITOTSU学と孫子の兵法の世界、第7回目となる今回は、第八、九変篇の解析をしていきました。

お仕事上がりの平日夜の時間、限られた時間内で、HITOTSU学の面白さと、そこからつながる今までにない孫子の兵法の解析をみなさんと共有するために、まずはHITOTSU学が明らかにする三つの事実というポイントを提示しながら、HITOTSU学とは何なのかをお伝えしていきました。

三つの事実とは、
①現実は「四苦八苦の不幸」である。という事実を認めていない上で、不信・不安・恐怖・挫折・無気力・絶望・憤怒・嫉妬・摩擦衝突・紛争・戦争の問題が解決できないまま、人類歴史がずっと流れているという事実。

②人間は、生まれて死ぬまでずっと「錯覚・バーチャルの世界に生きている」ことを認識できていない事実。
(その上、人間が認識している世界は人間の脳が見せる認識画面であり、犬、サル、猫、ヘビ・・・など、多様な存在が認識している「相対的な世界」のうちの、ひとつでしかない。)

③この2つの事実を明確に理解できることで、すべてのカオスが突破でき「心がスッキリ」希望・感動そのものになることができる事実。

この三つです。
ひとつひとつの項目がとても本質深い観点からまとめられているために、パッと聞いた印象としては、受け入れ難かったり、意味するところがよくつかみとれないかもしれません。ですが、最先端科学が明らかにしている世界であり、そして人間が本当に幸せ・成功をつかみとり健康な心で生きるためのカギでもあるこの三つの事実を深く理解することが、HITOTSU学とは何なのかをご理解いただくためにとても重要になってきます。継続してご参加いただいている皆様も、ぜひこの三つの意味と価値を深めてみてください。

その上で、なぜ今孫子の兵法を取り上げるのか、そして前回までの要点の振り返りをしながら、いよいよ九変篇の内容に入っていきました。

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九変篇は、一般的な解析としては、混沌として予期せぬ出来事が渦巻く戦場において、戦闘に勝利するために、九種類の臨機応変の対処法を説いたものです。地形を知り、戦闘の要諦を押さえ、敵に振り回されない状態をつくれたとしても、生死をかけた瞬時の判断を求められるのが戦闘の現場です。
九変篇の中で孫子は、物事の判断には、常に表面と裏面があり、そのバランス、調和をふまえ、深く全体を観じて判断する大切さを説いています。
瞬間瞬間、いかに機に応じた対処を取ればよいのかを語っている孫子ですが、HITOTSU学の観点から、それを軍隊の戦場ではなく、人間の意識空間、心場にあてはめて応用するとどのように活用できるのか、独自の解析が語られていきました。

特に、日々数え切れないほど様々なことが心をよぎっていく心の中、心場では、無駄な考え・感情にいつもつかまって敗北してしまうことが多々あります。孫子も、戦場では、攻撃してはならない敵や城があると言っているように、心場でも、はまり込んで無駄なエネルギーや時間を浪費しなくてもいい、考えや感情の場があります。

人生の未来を創造するために活用できる貴重な時間を、無駄な考え・感情との戦いで浪費して人生自体を敗北においやることのないように、心場での自分の心に勝利することが、意義深い、価値ある人生を送るために非常に重要なのです。
その勝利のためには、4次元の脳の錯覚の世界と、5次元の真実のHITOTSUの世界とに分ける分け方、道(TAO)を知ることが何より大切な、孫子の兵法の一番の核になります。

5次元の独自の観点からの解析の後には、いつにもまして力強く、Nohさんから日本と日本人への強烈なメッセージ、JAPAN MISSIONが語られました。
時代の危機感、切迫感を感じているからこそNohさんが訴える日本への無限の期待の心を、参加された方お一人お一人がしっかりと受け止めていただいていたような素晴らしい場で、今回の講座が終了しました。

次回は、第九、行軍篇の解析をお伝えします。回をおうごとに孫子の兵法の全体像が鮮明になってくるHITOTSU学と孫子の兵法の世界、初めての方、途中からの方でも、どうぞお気軽に一度ご参加ください。
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。

「HITOTSU学と孫子の兵法の世界」第6回

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HITOTSU学と孫子の兵法の世界、シリーズ第6回目となる今回は、全体のちょうど折り返しとなる第七、軍争篇を皆さんと共有していきました。

冒頭に、8月7日に大阪で開催されたJAPAN MISSION PROJECT第4弾のNohさんの講演会が大成功をおさめられたことに対して、出発地福岡から始まったJAPAN MISSIONのうねりが日本中に広がって行く喜びと感謝を込めたNohさんからの報告がありました。

 今回の講座の前半でもNohさんが改めて強調していましたが、人間の長い戦いの歴史の過程で、戦いの場が軍隊を使った戦場から企業を使った市場へ移り、そして現代は、世界中が大きな経済危機に見舞われ、未来への代案が乏しい状態にあります。
大きな歴史の臨界点を迎えている今だからこそ、西洋が作り上げてきた戦いの場のプレートを日本が新しい次元に引き上げ、全ての人が自分自身の意識空間、考え、心に勝利することができる「心場」での勝利を手に入れられるようにすることで、平和と希望、創造力に溢れる未来を創建して行きたい、そのために一日も早く多くの日本人がJAPAN MISSIONに気づいて欲しい、というNohさんからの熱のこもったメッセージがありました。

争い・戦争の本質的な原因は、人間の○×判断基準、人間の分離意識、エゴ意識にあります。また、WIN-LOSEの判断基準をベースにした経済発展ではなく、 WIN-WIN、ALL WINの判断基準を持った新経済発展モデルを生み出すためにも、人間一人ひとりが持つ根本判断基準の問題と限界を超えていく道を得ることは、とても重要な課題です。

自分では無自覚のうちに色んな問題を生み出してしまっている判断基準をゼロ化させ、自由自在にコントロールできる心の経営力が求められていくこれからの時代に、孫子の兵法を通して心の経営をマスターする5次元認識テクノロジーの意味と価値をお伝えして行きました。
言い換えれば、人間は今までなぜ本質的な幸せを掴み取ることができず、争いや悩みが絶えない不幸と苦痛の歴史を繰り返してきているのか、その根本問題を解決して、幸せになる道具と、幸せになる道具の使い方を、孫子の兵法を通してご紹介しているのが今回のHITOTSU学のシリーズ講座でもあります。

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その中でも、軍争篇をHITOTSU学の観点から独自に解析した今回の内容の本質的な意味を理解することは、「心場」に勝利する上で非常に重要になります。

私達人間は、日々生きている現実世界の中で、常に前に進んでいくことで理想や夢を掴んだり、問題解決をはかろうとしたりします。それは、自分が求めるものに対して一番真っ直ぐな近道を前進していこうとする姿勢といえますが、孫子が軍争篇で伝える「迂直の計」では、実は一番遠く見える遠回りの道(迂)を、勝利への一番近道(直)に転じることが出来るかどうかが、軍争の最大の鍵であることを述べています。
心の戦場で軍争に勝利することは、前進中毒になって前に進むことで掴むものではなく、現実から完璧に離れ、究極的に心の根源まで後退すること、つまりオリジナルマインドそのものまでバックして、その上で改めて現実と出会うことで、「心場」での勝利を完全に掴み取れるものなのです。

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「急がば回れ」の日本のことわざが示すとおり、一番遠い道、「心路」を通ることで完璧な勝利を得ることができる、「心場」での戦いの道。
複雑な現象世界から離れ、究極的にシンプルなHITOTSUの世界を得て生きる新しい生き方、最も根本的な問題解決方の意味を、皆さんと共有した第6回の講座でした。

次回は第八、九変篇をお伝えして行きます。
ご来場の皆様、どうもありがとうございました。

「HITOTSU学と孫子の兵法の世界」第5回

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HITOTSU学と孫子の兵法の世界、福岡でのシリーズ第5回目となる今回は、第六、虚実篇の内容を皆さんと共有して行きました。

はじめにHITOTSU学の概論的な説明をさせて頂く中で、今回は盧さんから、「認識疾患」という新しいキーワードが提示されました。
様々な体の疾患や精神の疾患があるように、私たち人間は生まれながらにして、人間脳5感覚の不完全な認識による認識の疾患を抱えて生きています。
豚インフルエンザで大騒動になっても日本ではひとりの死者もでていないのに、10年以上毎年3万人以上の方が自ら命を絶っている現状に対して、本当に危機感や切迫感を持って自殺の問題を根本原因から治療していく機運が、社会には充分には広まっていないのではないでしょうか。
自分の脳から生み出された自分の考え・感情をコントロールできないまま、自分の考え・感情に支配され、心を閉ざし、病んで行きながら、ついには肉体までをも自ら殺してしまう深刻な問題と現代日本人は直面しています。

人間とは何なのか、人間が生きている意味が何なのか、人間は何をどのように考えればよいのか。自分の考え・感情をいかにコントロールしながら、自らの人生の主導権を取っていけるのか、それを不可能にさせてしまっている根深い認識疾患を抱えて生きる今までの生き方を大きく変化させる希望の道を、HITOTSU学では案内しています。

その上で、前半はまず、前回までにお伝えした計篇、作戦篇、謀攻篇、形篇、勢篇のポイントを振りかえって行きました。
従来の孫子の解析とは全く異なる切り口で、21世紀を生きる私達全てが避けては通れない心の戦場、「心場」において、いかに戦いに勝利をおさめることができるのか、自らの人生を最大限価値ある楽しいものにするための要点を皆さんと共有して行きました。

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さて、今回の第5回目の講座のメインである虚実篇の内容ですが、虚実篇のポイントはいかにして戦いの相対的優位を獲得し主導権をとるか、という点にあります。
戦場において、もしも敵軍の動きを自在にこちらがコントロールできるような戦いの主導権を握っていれば、その戦いでの相手の命運はもはやこちらの手中にあるのと同じです。
そのような戦いの方策を、孫子は兵の「実」と「虚」の自在の変化と運用によって語っています。
一般的な虚実篇の解析をお伝えした後でのHITOTSU学の観点からの解析では、自らの心と相手の心、それらが交錯する「心場」での心の主導権の取り方が、盧さんから語られて行きました。

人間が、自らの脳が生み出す考えや感情、自らの心に対して主導権を取れないままでは、考えの道筋も整理できず、逆に、誰か別の人の論理や思考、判断基準に従わざるをえなくなってしまいます。
自分の心に負け、他人の心にも負ける生き方ではなく、戦いの主導権を得るために、脳の不完全な認識とそこから来る不完全な判断、思考の次元を超えて、認識次元上昇を果たすことの重要性を改めて皆さんにお伝えしていきました。

また、虚実篇では、兵の運用の理想の極致は、「無形」に到達することであると指摘しています。水のように柔軟で、とらわれず、とどまらず、相手に合わせて自在に姿を変え、有形の相手をすべて包み込み覆ってしまう、そんな「無形」の在り方と同様に、認識次元上昇して出会う「本来の心」そのものになれば、水のような無形の心を手に入れることが出来ます。

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モノ、金、情報だけでは限界を迎えている21世紀、心の時代の勝者となって、日本のソフトパワーで、全世界に対して新しい希望の世界づくりをぜひ広げていって欲しいという盧さんの熱い想いが語られながら終了を迎えた、今回の講座でした。

次回は、武田信玄の風林火山で有名な軍争篇を皆さんと共有して行きたいと思います。
豪雨の後で雨の中ご参加いただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。

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