「HITOTSU学と孫子の兵法の世界」第2回

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HITOTSU学と孫子の兵法の世界、第2回目となる今回の講座では、全13篇の第二、作戦篇の解析を皆さんにお伝えして行きました。
孫子を理解する上で最重要となる第一、計篇のポイントの振り返りを盧さんからお伝えした後で、作戦篇の一般的な理解をまずは皆さんにお伝えしました。

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作戦篇は、いざ戦争を始める前、「戦いを作(おこ)す」にあたっての重要な心構え、軍費と国家経済の関係性を押さえる事の重要性を伝えています。
孫子の兵法は、計篇の冒頭の「兵とは国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり。」からも読み取れるように、人と人が殺し合い、国が疲弊する直接の戦闘に対して、非常に深く慎重な態度を取っています。

直接の軍事力で戦わずにすむならば戦わないほうが良い、という基本スタンスの孫子ですが、それでもどうしても戦わざるを得ない場合は、経済的な観点や自国の民のことを深く想い、考慮して、多少の不完全があったとしても、なるべく可能な限り短期決戦によって勝利を勝ち取ることの重要性を説いているのが作戦篇のポイントです。

そのような一般的な作戦の内容をひと通り理解した上で、盧さんから、HITOTSU学の観点、「心場」における作戦篇の意味と活用の仕方についての解析が入りました。

短期決戦、速戦速勝を説いている孫子ですが、では、人間の戦いの本質を究極的に突き詰めたときの最も速い勝利とは一体何なのでしょうか。
武器を手に、体によって戦う戦場においても、あるいは企業活動においても、戦いの場で毎瞬毎瞬目まぐるしく働いている根本は、人間の意識空間であり、人間の判断基準です。
いかに相手より早く、有利な状況や条件を作り出すことが出来るのか。一瞬間の判断に敗れた相手は、その戦場での勝者となることは不可能です。

戦場やビジネス現場に限らず、人間は生まれて死ぬまで常に意識空間を働かせながら様々な判断を無限に生み出していますから、その自分の意識空間、自分の判断基準、自分の心に勝利していない状態では、「心場」において、自分にも相手にも、勝利することは決して出来ません。

それでは、HITOTSU学の観点から見た最も速い勝利、究極の速戦速勝とはどのようなものでしょうか。
それは、時間にも空間にも存在にも支配されない、今ここ、今ここの瞬間が、いつも心すっきりで最高の状態に自分を置けるかどうかにあります。
自分の心、自分の意識空間、人間脳5感覚の不完全な認識にコントロールされない生き方、それをHITOTSU学では、「認識の勝利」を得ること、と言っています。
認識の勝利を得ることで、今ここ最高の自分、そして一度勝利したら二度と永遠に負けない自分を構築する道を獲得することが出来る、それがHITOTSU学の観点から解析した速戦速勝の意味です、という盧さんからの説明で作戦篇の内容を共有して行きました。

自分の人生を楽しみ充実したものにするためには、まずは自分自身の心、自分自身の考え、感情に振り回されない生き方を手に入れることがとても大切です。
その生き方を案内するHITOTSU学からの孫子の兵法の解析のシリーズ講座、次回は第三、謀攻篇をお伝えしていきます。

シリーズ講座ではありますが、前回の講座までの内容のポイント整理も毎回して行きますので、途中からのご参加、単発でのご参加の方も、ぜひいらして下さい。
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。