「HITOTSU学と超ひも理論の世界」全2回シリーズ第1回

img14_1.jpg
img14_2.jpg


HITOTSU学と物理理論のシリーズも、いよいよ最終章へと向かい始めました。
現代物理の二大双璧である相対性理論と量子論の合計10回にわたるシリーズ講座が終了し、21世紀物理の最先端のテーマのひとつ、超ひも理論の世界へと突入した、福岡での第14回目のHITOTSU学特別講座。

現代物理の最前線で、永年にわたる物理学者たちの夢、知的追究のフロンティアを切り拓こうとチャレンジし続けている超ひも理論の世界。
連続2回シリーズでお伝えする内容のうち、今回は超ひも理論誕生に至るまでの物理学の代表的な理論枠組みの要点をお伝えしながら、まずは超ひも理論の概要を皆さんと共有して行きました。

私たちの日常感覚に近い世界で、万有引力を始めとし、この宇宙の運動法則を明らかにしたニュートン的な古典物理学の世界。
その、ニュートン的な世界観の大前提である、絶対時間、絶対空間の概念を見事に塗り替えた、20世紀物理の天才、アインシュタインの相対性理論の世界。
そして、アインシュタインと同時代に多くの研究者の力によって体系化された、超ミクロの宇宙の法則を解き明かした量子論の世界。

slide14-1.gif



ギリシャ時代から考えれば、2000年以上に渡って西洋の物理学者たちが追い求めた、この宇宙・森羅万象の力の秘密、存在の秘密。
宇宙すべてを存在させる物質の究極の根源とは何なのか、宇宙全てを変化・運動・移動させる力の究極の秘密とは何なのか。
相対性理論と量子論を土台に、この二つの理論が導き出してしまう矛盾を超えて、自然界の究極の真実の姿を描きだそうとしている最終理論の最有力候補。
数え切れない先人たちの業績の上に、ついに到達しようとしている究極の物理理論、それが超ひも理論の世界です。
専門の研究者以外、一般的にはほとんどなじみのない超ひも理論の世界ですが、物理学の代表的な理論の世界観の段階的な理解を通して、超ひも理論の世界への興味を少しずつ持っていただけたのでははないかと思います。

超ひも理論のエッセンスを理解する為には、私たちの日常の固定観念をやわらかくほどいた状態から、新たに宇宙自然の真実、神秘の世界への興味関心を持ってみることがとても大切になってきます。
宇宙全ての物質の根源的な構成要素を、粒子ではなく1次元の拡がりをもったひも(ストリング)だと考える不思議な世界。さらに、私たちの日常感覚では直感的に全くイメージ不可能な、10次元時空の世界観などが飛び出してくるのが超ひも理論の世界です。

後半では、超ひも理論の世界のイメージをつかむための小道具や、宇宙のホログラムの説明なども通して、21世紀物理の最先端のシーンの一端を覗いていただけたのではないでしょうか。

slide14-2.gif


slide14-3.gif



ただ、あまりにも高度な数学的計算と複雑なイメージを要求する10次元、11次元の超ひも理論の世界の本質をシンプルに洞察するのが一般には難しすぎて、せっかくの理論が、自分と、あるいは人間と、人間の生き方とつながらない、という大きな問題点の指摘が盧さんからありました。
その上で、全ての複雑な現象をシンプルな異質の次元のHITOTSUのイメージで整理するHITOTSU学の観点、宇宙全ての存在の仕組みを解明する根源であるオリジナル・マインドのイメージから、超ひも理論の世界の面白さが語られて行きました。

slide14-4.gif



人間の意識現象、存在現象や次元を生み出す力や仕組みを、究極の実在のイメージとつながった観点から整理していくHITOTSU学からみた超ひも理論の世界。

次回の第2回目の講座では、その不思議な世界観をさらに細かく、広く深く皆様と共有して行きたいと思います。

ほとんどなじみのない物理理論の世界の講座に、梅雨の中足を運んでいただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。
残すところあと2回となったHITOTSU学と物理理論の世界、どうぞ最後までお付き合いください。