「HITOTSU学と量子論の世界」全4回シリーズ 第3回

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昨年4月から開講しました福岡でのHITOTSU学特別講座、おかげさまをもちまして今回でまる一年を迎えることが出来ました。
物理学の世界をHITOTSU学の観点から解きほぐしていくスタイルで、年明けから始まった量子論のシリーズも今回で3回目を無事に終えることができました。

ルネサンス以降発展し続けてきた西洋の学問が、東洋の世界観に移動していくきっかけともなった量子論の世界。
量子論の精髄を理解し、そこで提示されていることの意味を深く理解し、それを超えていくことで、日本の良さを認められるきっかけにもなる、量子論はそんな学問理論です、というNohさんからの話で開始したシリーズ第3回目。

HITOTSU学の概論をお伝えする中で、今回はNohさんから、人間は考えのプロにならなければならない、というお話がありました。
例えば爪切りで髪をカットしようとする美容師は絶対プロフェッショナルにはなれないけれども、ハサミという道具があればプロになれる可能性があるように、考える動物である人間にも、プロになるための考えの道具が必要だという問題提起。

何をどのように考えれば考えのプロになれるのか?
人間とは、自分とは、心とは、すべての存在の仕組みとは一体何なのか?
意識の次元だけにはまりこんで、自己否定、他者否定、不信や不安や悩みばかりが生産される考えのアマチュアを卒業して、感動や気づきが溢れる考えのプロになるために、意識と無意識を統合した全ての存在の仕組みを知ることが大切、というお話でした。

講座の前半は、前回の内容の振り返りを通しながら、全ての現象を脳の認識の結果で見るHITOTSU学の基礎の観点を再確認して行きました。

後半、タゴールやハイゼンベルクの残した言葉の解釈を通して、科学が語る“客観”の意味が成り立たなくなっていく量子論の世界を共有して行きました。

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物理量が安定し、固定されているように見える全てのものが実は錯覚であること。人間の観測方法によっては、人間の脳の思い込みの世界を超えた、存在のありのまま、実在の世界の真実を知ることは出来ないことなどを、電子の観測問題の例などを通してご紹介しました。
観測する前と後で、物理データが変わってしまう根源的な問題。
ハイゼンベルクの不確定性原理が明らかにしたあいまいで不確定な自然界の姿は、もはや従来の古典物理学の常識では捉えきれない、物理学の真相に肉迫した驚くべき世界観の変革でした。

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また、光速を超える情報伝達、EPRパラドックスの話を通して、存在、固定、分離、有限の枠組みで見る古典物理の西洋的基本概念に亀裂が入り、そのスキマから東洋の世界観が顔を覗かせてきた相補性原理をご紹介しながら、二元論、一元論の世界も超えた不一不二のHITOTSUの世界観への観点の変化をご紹介して行きました。

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奇しくも、意識の次元だけで宇宙自然の真実を知ることの限界の臨界点に到達してしまった量子論の世界。
その限界を超えて、意識と無意識両方を統合したHITOTSUのイメージを道具に、全く新しい考えのプロ、人間のプロとして生きる道を案内するHITOTSU学のチャレンジを感じていただけたのではないでしょうか。

宇宙137億年のすべてを引っ張って、今ここ無限に感動幸福の根を深く張った生き方。
そして、人間一人ひとりの個性の花を美しく咲かしていける新しい時代を、心の国、日本から全世界に広げて行きましょうというNohさんの熱い思いで今回の講座はしめくくられました。
ミクロの世界の不思議を共有しながら、21世紀を生きる私達の人間のあり方の変化の必要性を少しずつ感じていただけて来たのではないかと思います。

次回、シリーズ最終回は、量子の世界をもう少し共有しながら、物理学最大の難問、量子重力理論に少し触れて行きたいと思います。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
2年目に入ります福岡のHITOTSU学特別講座を、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。